サイトの速度おそいんだよなぁ…。改善する前に計測だ!

hiroyuki
3 min readOct 12, 2020

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Webページの速度が、遅いと大きな問題がでてしまいます…。

なので速度を改善することはとても良いことですが、感覚でチューニングをしてはいけません。
まずは現状の速度に関して問題点を把握する必要があります。

「推測するな。計測しろ。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/UNIX%E5%93%B2%E5%AD%A6

それには速度を計測するのが有効で、計測するツールがいくつかあります。

今回は、転送速度を計算して確認したいので、abというApacheの負荷テストツールを使ってみます。

$ ab -c 1 -n 10 -k https://example.com/resource.avif
  • -c コネクション数 * 1で計測する。
  • -n 総リクエスト数

他オプションはこちらからドキュメントを確認

Termuxでも気軽に確認できる

こんな感じで確認したいファイルに対して、abでリクエストして計測できます!

ちなみに、このファイルの転送速度は…240Kbytes/sec。。
だいぶ遅いですね。。
チューニングのしがいがありそうです😅

これをページ内のリソースごとに計測していくことで、高速化の問題になっているファイルやサーバーが見つかるかと思います。

注意としては、リクエストは少なくとも負荷がかかっているので、今回のような転送量確認の場合は10リクエストくらいで十分だと思います。
それと、他人のサーバーに試すのは絶対に止めてください。あくまで自分のサーバーの確認にしてください。

という感じで、現状の転送速度計測がわかったところで、サーバーを変えて試したりCDNを利用しての速度比較ができそうです。

また、サーバーの負荷やネットワークの問題といった様々なことから誤差はでてくるので1回の計測だけでは判断せず、計画的に定期的な計測をすることがパフォーマンス・チューニングにつながるのだと思います。

この記事のご指摘や高速化の情報など教えていただきたいです。
何かあればこちらから問い合わせください。

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hiroyuki

Webページ高速化に興味を持っています。都内在住一児の父。https://conn.ec/@hirorock